犬のブラッシングは人用じゃだめ?犬の種類別ブラシの選び方

犬のブラッシング用ブラシ

室内で犬を飼う上で欠かせないのが毛のブラッシングですよね。

特に抜け毛が増える季節の変わり目には
短毛種だと触っただけで手が毛だらけになるし、

長毛種だとあちこちに毛玉ができてしまいます。

室内犬の毛のお手入れを疎かにすると、
部屋の空気中を毛が漂っていたり、
カーテンやクッションなどのファブリック製品や
飼い主さんや家族の服も毛だらけに。

最悪「犬アレルギー」を発症してしまうことにもなりかねないので
犬種に合うブラシの種類や選び方についてお話します。

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犬のブラッシングに人用ブラシがダメな理由

室内犬を飼ったことのない人の中には、
「ブラシなんて、100均で買える人用のものでいいでしょ」

と思う方もいるようですが、これは間違い。

犬の皮膚は人間の頭皮に比べてとても柔らかいため、
人の髪の毛を梳かすブラシでは犬の皮膚を傷めてしまいます。

そもそも人用ブラシは犬の皮膚を考慮して作られていませんから、

そのようなブラシで犬のブラッシングをすれば
犬が嫌がったり、痛がるのは当然のこと。

探せば100均にも犬用のブラシは見つかりますので、
可愛い愛犬にあうブラシを用意してあげましょう。

犬用ブラシの種類

では、犬用ブラシにはどのような種類があるのかをご紹介しますね。

スリッカーブラシ

スリッカーブラシは細くて「くの字」に曲がったたくさんのピンでできています。

根元から毛を梳かすことができて、不快なもつれを除去することができます。

コーム

人用コームよりも細くて丸いまっすぐなピンが特徴。
半分は目が粗く、半分は目が細かいものがおすすめ。

スリッカーブラシで毛のもつれをほぐした後の仕上げに目が細かい方を使用することで、
もつれが残っていないかを確認することができます。

さらにその仕上げとして目が粗い方を使用すれば、
犬が痛がることなくもつれや抜け毛の取り残しを確認することができます。

ピンブラシ

ピンの先端が丸くなっているタイプのブラシ。

これは体全体に使用するというよりも、パピヨンやロングコートチワワなどの
「飾り毛」や、毛並みを整えるのにおすすめ。

アンダーコートの抜け毛取り専用ブラシ

下毛(アンダーコート)の抜け毛が多い犬に使用する専用ブラシ。

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抜け落ちずに溜まった毛が毛が取れるので、
皮膚のブレを予防することができます。

獣毛ブラシ

獣毛ブラシは毛を払えるだけでなく、毛艶もアップするのが特徴。

スムースコートの犬の場合、ピンが金属製のブラシは
ピン先が直接皮膚に当たるので痛がる可能性があります。

獣毛ブラシを使用すれば獣毛に程よい弾力があるので
痛がりにくい上、毛艶の良くなるので一石二鳥です。

ラバーブラシ

スムースコートタイプの犬にもう一つおすすめなのが、
ピンがゴム製のラバーブラシ。

スムースコートは毛を根元から梳かすことが難しいのですが、
ゴム製のラバーブラシなら体にピンが当たっても刺激が少ないため
痛がりにくく、毛を払いやすいです。

ブラッシングを嫌がる犬も毎日ブラッシングをしていれば、
毛の引っ掛かりも少なくなるため、犬も気持ちよくブラッシングに応じてくれるようになりますよ。

犬用ブラシの選び方

では次に、犬の毛の種類別にどのブラシを選べばいいのかをご紹介します。

短毛種犬、長毛種犬、巻き毛種犬におすすめのブラシ

柴犬、コーギー全般、秋田犬、シベリアンハスキーなどといった短毛種犬、

ゴールデンレトリバー、ロングコートチワワ、ポメラニアンなどといった長毛種犬、

そしてプードル、ビションフリーゼなどといった巻き毛種犬におすすめの犬用ブラシは、

スリッカーブラシ
コーム
アンダーコートの抜け毛取り専用ブラシ

ピンブラシ

極短毛種犬(スムースコート)におすすめのブラシ

スムースコートチワワ、ラブラドールレトリバー、パグ、
ビーグルなどといった極短毛種犬におすすめの犬用ブラシは、

獣毛ブラシ
ラバーブラシ

スムースコート以外の犬であれば、
最低でもスリッカーブラシさえ用意すれば間違いありません。

あとは毎日、愛犬とのスキンシップの一環として
優しくブラッシングをしてあげることで
信頼度がますます高まりますよ。

まとめ

犬のブラッシング用ブラシは人用じゃだめ

犬の被毛の種類に合うブラシ選びをしてあげる

ブラシの選び方はスムースコートは獣毛、またはラバーブラシ、
それ以外の犬はスリッカーブラシがあればOK

引っ掛かりがあった場合には決して力を入れて無理やり梳かさずに
少しずつ梳きほぐすように意識しましょう。

そうすれば

ブラッシング=痛いから嫌い

ではなく、

ブラッシング=気持ちイイから好き

と記憶(学習)することでブラッシングを嫌がることはなくなりますよ。

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