2017年6月1日に値上げされた郵便料金。
以前から幾度となく郵便料の値上げが続いていますが、
値上げ前に購入し、引き出しの奥で眠ったままの切手やはがきが
出てくることはよくありますよね。
古いはがきや切手ってそのまま使えるの?
なんて疑問に思いながらもそのまま引き出しを閉じたりしていませんか?
では、古いはがきや切手はどれくらいの古さまでなら使えるのか?
交換してもらう場合、費用はどれくらいかかるのか?
また、古いはがきや切手だけでなく書き損じてしまったはがきでできる寄付についてお話します。
古いはがきや切手は使える
1994年以前のはがきは41円、定形25gまでの手紙に貼る切手は62円でした。
それが1994年1月24日よりはがきは50円、切手は80円に値上がりし、
そこからしばらくはそのままでしたが20年後の2014年には
はがきが52円、切手が82円になりましたね。
そしてさらに2018年には年賀状を含むすべてのはがきが62円となりました。
ある日引き出しの奥から出てきた数十枚の額面50円のはがき。
これを普通に使うのであれば当然金額不足となり戻ってきてしまうので注意が必要です。
この場合不足分の12円分の切手を購入して貼れば普通に使えます。
ですが昨今の郵便事情を考えても、出てきた数十枚のはがきを使用する機会なんて
ほぼなしに等しいんですよね・・・。
なのでこの古いはがきの活用法についてはコチラ。
古いはがきを他のものに交換する
はがきを交換する際には一枚5円の手数料がかかります。
私の場合ですが、はがきを使用する機会はほぼありませんが、
「レターパックライト」を使用する機会はたまにあるのです。
そこで、50円のはがき24枚をレターパックライト360円に交換することにしました。
50円のはがき24枚で額面は1,200円
1,200円以内で購入できるレターパックライトは3つ(1,080円)
はがき一枚につき交換手数料が5円かかりますので、
24 × 5 = 120円
1,080円 + 120円 = 1,200円
なんと!手数料を相殺してピッタリになりました!(偶然)
私の場合はレターパックライトに交換をしましたが、
この他にも通常切手(弔事用切手含む)や通常はがき、往復はがき(その他の郵便はがき)、
郵便書簡、特定封筒などのなかから交換してもらうことが可能です。(印紙は不可)
今回たまたまピッタリになりましたが、ここでもし不足金が出た場合には
その不足分を郵便局に支払えばOK。
手数料を相殺してもなお余り?が出てしまう場合には
お金では戻ってきませんのでその分の切手などで調整するように言われます。
書き損じや使わない古いはがきでできる寄付がある
1975年よりアジアの貧困層の子供たちへの支援を続けている
チャイルド・ファンド・ジャパンでは、
書き損じはがきや切手を集めてネパールでの支援活動に役立てています。
ここでは「書き損じ」としか言っていませんが、
古いはがき、使わないはがきも同様に寄付の対象になります。
いつまでも箪笥の肥やしとして眠らせている使わないはがきがあるのなら
いっそ人の役に立たせてあげるのも一つの手です。
では書き損じはがきは具体的にどのように役立つのでしょう。
書き損じはがきでできること
◆書き損じはがき10枚
→ 子供たちが教室で使う座布団1つ
◆書き損じはがき25枚
→ 辞書1冊
◆書き損じはがき100枚
→ 算数の学習セット1つ
◆書き損じはがき140枚
→ 子供たちが使える低い机1つ
書き損じはがきが寄付になるまでの流れ
それでは書き損じはがきが寄付になるまでの流れをご紹介します。
または大量の書き損じはがきがある場合にはあらかじめ
82円切手に交換し(手数料を相殺する)それを郵送する。
②送られてきた書き損じはがき等を郵便局で新しい切手に交換。
③交換した新しい切手はお知らせや機関誌を送る際に使用。
④使用した切手と同じ金額をフィリピンやネパールでの支援に活用。
まとめ
古いはがきの使い方や他の物との交換方法、
使わないはがきや書き損じはがきで寄付する方法についてお話しました。
一度引き出しにしまった未使用のはがきって、
いざ使う時にはその存在を忘れて新しいものを購入してしまうことも。
そんなときは割り切って友人などに声をかけて
一定枚数集めて送れば座布団一枚分くらいあっという間に寄付できますね。