女性の身だしなみに欠かせない化粧品。
毎日直接肌につけるものだから成分や使い心地にこだわる人は多いですよね。
ですが化粧水、乳液、美容液、化粧下地、ファンデーション、
チーク、アイシャドウ、アイライナー・・・
これらすべての使用期限を把握して使用している人はいるのでしょうか?
透明フィルムで包装された新品未開封の状態の化粧品の場合、
手にした時点で使用期限はいつまで?と気にする人のほうが少ないのではないでしょうか。
なぜなら、
新品未開封=新しいもの
に見えてしまいますよね。
そこで、化粧品の使用期限はどれくらいなのか?
たとえ使用期限が切れても未開封なら気にせず使っても問題ないのか?
使い切れないまま使用期限が過ぎてしまったものはどうすればよいのか?
についてお話します。
化粧品の使用期限はどのくらい?
化粧品は種類によっても多少、使用期限に違いがあります。
- 化粧水 ・・・ 3~6か月
- 乳液 ・・・ 3~6か月
- 美容液 ・・・ 3~6か月
- 日焼け止め ・・・ 6か月
- 化粧下地 ・・・ 6か月
- リキッドファンデーション ・・・ 6か月
- パウダーファンデーション ・・・ 6か月~1年
- コンシーラー ・・・ 8か月
- クリームチーク ・・・ 1年
- パウダーチーク ・・・ 1~2年
- パウダーアイシャドウ ・・・ 3か月~1年
- クリームアイシャドウ ・・・ 3~6か月
- リキッドアイライナー ・・・ 3か月
- ペンシルアイライナー ・・・ 1年
- マスカラ ・・・ 2~3か月
- 口紅 ・・・ 1~2年
- グロス ・・・ 6か月
- 香水 ・・・ 1年
- マニキュア ・・・ 1~2年
直接お肌に乗せる化粧品ですから、古いものよりは新しいものであってほしいところ。
ですがスーパーの牛乳のように見やすいところに使用期限を書いている化粧品なんて
見たことがありません。
大抵は箱の裏側などに載っているか載っていないか・・・。
そう、化粧品にはものによって使用期限が掲載されていないものがあるのです。
それには理由がありまして、
「製造から3年以上品質が安定している化粧品は、使用期限を記載しなくてよい」
というのが薬機法の一つにあるのです。
ですがその場合、製造日がわからなければ製造してから何年経っているものか
わかりませんよね。
しかも海外から輸入したものや、友人の海外旅行のお土産などにいただいたとなると
ますますわかりにくいですよね。
勝手な解釈をしますと、
3年以上品質が全く変わらなければ4年目も問題ない
のかな?と^^;
ただし、あくまで「未開封」での話です。
例えば海外旅行のお土産にいただいた高級ブランドの口紅が
使用期限の記載がなく、もらったその日が製造より3年目だったとして、
私としては「そこから急激に品質が落ちるということはないのでは?」
と解釈しています。
ですが、開封後にも「品質が変わらない」わけではないので、
開封したら3~6か月以内に使い切るのが得策でしょう。
なので使用期限も製造日もわからない化粧品は、
手元に届き次第1年以内に使い切れば問題ないでしょうが(開封後は3~6か月以内)
お肌にトラブルが発生したらすぐさま使用をやめることをおすすめします。
一方で、使用期限が記載されている化粧品はというと、先ほどの薬機法より
製造から3年以上品質が安定していない化粧品
ということになります。
この理由は「安いから」や「いい加減に作られた」ということではなく、
防腐剤や殺菌剤、酸化防止剤などを使用していないなどで、あえて
肌に優しいもののために、使用期限を設けているものになります。
なので使用期限が記載されているものの場合には、
しっかりその使用期限を守って使用しましょう。
化粧品の使用期限は未開封なら気にしなくて大丈夫?
未開封のものの場合でも大前提として使用期限内に、そして
開封後は3か月~6か月以内に使い切りましょう。
未開封状態の化粧品の使用期限が薬機法でもわかるように、
一般的に製造日より3年以内とされています。
それでは未開封のまま使用期限を迎えてしまった化粧品はどうなのでしょう。
キレイな箱に入ってフィルムでしっかり包装された化粧品を見ると、
たとえ使用期限が切れていても未開封なら
「大丈夫なんじゃないか?」
という気になりませんか?
未開封のまま使用期限が過ぎたものはどうしても捨てるのに抵抗を感じてしまいますが、
防腐剤の効果が切れた状態のもののため、
開封直後のものには雑菌が繁殖していなくても、
その後空気に触れることでみるみる雑菌が繁殖するので、
やはり使い続けることはおすすめできません。
古い化粧品を使い続けることによって、繁殖した雑菌が毛穴に入り込み、
・かぶれ
・炎症
・発疹
・シミ
・くすみ
・色素沈着
といった肌のトラブルに発展する可能性があることを頭に入れておきましょう。
化粧品の使用期限内に使い切れないものは潔く捨てましょう
毎日使っている化粧品の中には最後まで使い切れずに残ってしまうものもありますよね。
特にチークやアイシャドウなど、流行色のあるものは
使い切れないうちに使用期限を迎えてしまうことがあります。
そんな時、
「ファンデーションの上からつけるものだから」
などといつまでも取っておいても再び活躍する日は二度と来ません。
もし数年後につけてみたところで
流行遅れのメイクに仕上がるだけですし、
古くなることで発色の効果は落ちてしまいます。
使わないメイク道具が増えることで化粧ポーチの中はパンパンになったり、
隙間からパウダーが漏れ出してしまっては不衛生にもなってしまいます。
ステキな新色のチークやアイシャドウに買い替えるチャンスと割り切って
流行が過ぎて使用期限内に使い切れなかった化粧品は潔く捨ててしまいましょう。
まとめ
化粧品の使用期限は記載がなく未開封のもので3年以内、
記載があるものは使用期限内で使い切ること。
未開封だとしても期限は変わらない。
開封後は3か月~6か月の間に使用すること。
使用期限内に使い切れなかったものは諦めて捨てる。
化粧品は直接顔につけるものですから、もったいないと心苦しく感じるでしょうが
使用期限が切れたものは未来のあなたのお肌のためにも
どんどん捨てていきましょうね。