チョコレートのブラックとビターの違いは?カロリーと糖質が低いのは?

チョコレートの種類

チョコレートにはミルク、ブラック、ビターなどの色々な種類がありますが、
イマイチ違いがよくわからないものがありますよね。

特にブラック、ビター、ダークチョコレートって
何がどう違うのでしょう?

ビターチョコはミルクチョコに比べて甘くないことから
カロリーが低いイメージがありますが、本当にそうなのでしょうか?

だとしたら生活習慣病を患っている甘いもの好きな方でも
ビターチョコなら食べてもいいのでしょうか?

今回はブラックチョコとビターチョコの違いや、
ビターチョコのカロリーや糖質についてお話します。

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チョコレートのブラックとビターの違いって何?

チョコレートブラックとビターの違い

チョコレートのブラックとビターの違いはただ単に「呼び方」だけであり、
チョコレートの種類としては同じものを指します。

そしてダークチョコレートも同じなんだとか。

では、ビターチョコとはどういうものかと言いますと、

ミルク(乳製品)が入らない、またはミルクを少量含む
カカオマスが40~60%のチョコレート

(出典:日本チョコレート・ココア協会)

とのことですが、一部では糖分や乳製品分が少なく苦味が多いチョコレートや、
カカオ分が70~90%という低糖のチョコレートを”ビターチョコ”という場合もあるというので、

“ビターチョコ”という呼び名は決まり通りに使われていません。

一般的な感覚では、

ミルクチョコレートよりも甘くないチョコ = ビターチョコ

のようにかなりざっくりした感じで”ビターチョコ”と呼んでいるようです。

チョコレートのカロリーはミルクチョコよりビターのほうが低いの?

チョコレートミルクとビターのカロリー

ミルクチョコに比べてビターチョコのほうが甘くないという観点から、

ビターチョコのほうがカロリーが低い

と誤解している方も多いようですが、

甘くない = カロリーが低い

とは限りません。

なぜならビターチョコは糖質の割合はミルクチョコに比べて低いものの、
カカオバターなど脂質の割合は高いのです。

例えば私が大好きなロッテガーナミルクチョコレートと
ロッテガーナブラックを比較してみたところ、

チョコレートの成分比較

(左がミルクチョコで、右がビターチョコです。)

これを見ると、

成分表示(50g)
エネルギー
タンパク質
脂質
炭水化物
食円相当量
◆ミルクチョコ
279㎉
3.8g
16.9g
28.0g
0.08g
◆ビターチョコ
287㎉
2.9g
18.2g
27.9g
0.01g

カロリーと脂質ともにビターチョコ(ガーナブラック)のほうが高いのです!

これは原材料を見比べてみるとわかるのですが、

チョコレートの原材料

原材料名というのは、量が多い順に明記されているものなのですが、

ミルクチョコレートは砂糖、全粉乳(ミルク)カカオマス、ココアバター、植物油脂

となっているのに対し、

ビターチョコは、カカオマス、砂糖、植物油脂、ココアバター、全粉乳(ミルク)

となっていて、ミルクが少ない分植物油脂、ココアバターが多めに入っているため、
脂質はビターチョコのほうが多いことがわかります。

なので、ダイエット中や糖質制限中の方は

「甘さが少ない」

という理由だけでビターチョコを選ばないほうがよいでしょう。

では、ダイエット中や糖質制限中の人でも食べられるチョコレートがないかというと
そんなことはありません。

ダイエット中や糖質制限中にチョコレートを食べるなら糖質が低いものを

ダイエット中に食べるチョコ

ダイエット中や生活習慣病により糖質制限をしている方でも
時々無性に甘いものが食べたくなる時がありますよね。

そこで調剤薬局で販売されたことで話題になった
『ドクターズチョコレート』というものがあるのですが、

これは血糖値が気になる方や食事制限をされている方向けに開発され、
「機能性おやつ」推奨商品として認定されています。

砂糖不使用で一般的なチョコレートの約3割~4割までGI値(※1)も低いので、
糖尿病、糖尿病予備軍の方でも安心して食べることができるのです。

と、ここまで徹底していると、

味はまずいんじゃないの?

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と疑いたくなりますよね。

ですが、砂糖の代用を務めるのは天然由来の麦芽糖から作られた
低カロリー甘味料のマルチトールにより自然な甘みをプラスし、

最高級のクーベルチュールチョコレートのような美味しさにもこだわって
作られているので、普通のチョコレートを食べる以上の満足感を得られるんです。

(※1 GI値・・・食後2時間の間に血液中に入る糖質の量を計ったもの。数値が小さいほど血糖の上昇は緩やか。)

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まとめ

チョコレートのブラックとビターの違いは
「呼び名」だけで中身は一緒。ちなみにダークチョコも同じ。

ミルクチョコとビターチョコのカロリーは、
場合によってはミルクチョコのほうが低いことも。

食事制限が必要な方におすすめの糖質が低いドクターズチョコは
健康面だけでなく味もいいため、高い満足度が得られる。

チョコレートはカカオポリフェノールが含まれているから
体にいいなんて言われることもありますが、

毎日食べて健康に良い適量はせいぜい1~2かけら程度です。

やはり食べ過ぎると問題が出てきますので、
食べ過ぎには注意しましょうね。

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