子犬を飼い始めたらまず気になることの一つは「しつけ」ですよね。
しつけとは「それをすることで後にいいことがある」と子犬にインプットすることです。
では言葉の通じない子犬に、果たしてどうやってしつけをするのか?
私も初めて子犬を飼ったときにはとても不安に思いましたが、
どうやら動物は人間の想像以上に頭がいいのでは?と感じました。
それでは、子犬のしつけについて、いつからはじめるといいのか、
上手くいかない時はどうするのか、
絶対に教えるべき最低限のしつけコマンドについてお話します。
子犬のしつけはいつから?
子犬を飼い始めたら、いつからしつけを始めたらいいのか気になるところですよね。
しつけに関しては「〇歳が最適」ということはなく、
飼い始めと同時にしつけを始めても問題はありません。
ただ、新しい家に迎え入れたばかりとなると、
子犬から見ても、これから一緒に生活するあなたたちが
自分にとって「いい人」なのか「そうでない人」なのか計り知れませんよね。
その辺を考慮すると、飼い始めてから一週間くらいは様子を見て、
子犬が家族や環境に慣れてからはじめてみるといいでしょう。
人間の子供同様、犬も子どものうちは遊ぶことが大好きですから
遊びを交えて、楽しみながらしつけをすると、
教えられる子犬もしつけを楽しみながら覚えることができますよ。
そして上手にできたら思いっきり褒めて喜びを表現することで、
子犬にも喜びが伝わり、その後のしつけも楽になります。
しつけには決して期限はありません。
なので、しつけをする際は決して怒ったり虐待することのないようにしましょうね。
犬のしつけがうまくいかない
「子犬の時にしっかりしつけができなかったせいで未だに「お手」ができない」
と悩まれている方もいるようですが、
大人になってからでもしつけはできるという朗報が!
確かに「物覚え」という点では人間同様に、若い時のほうが早いですが、
決して覚えられないわけではありません。
しつけは「メリハリ」をより意識することが大切。
「よしよし」と穏やかに頭をなでる程度では犬は褒められていることに気づいていない場合があります。
なのでしつける時は、周りの目を気にせずに(気になる場合は室内で(笑))
オーバーリアクションで、高めの声で思いっきり褒めてあげる。
そして褒め「ながら」ご褒美を与えることで、
「しつけに従えば褒めてもらえるだけでなくご褒美までもらえるんだ!!」
と認識するので、結果しつけに成功することに^^
しつけがうまくいかないとあきらめる前に、「メリハリしつけ」をお試しください。
犬のしつけに最低限必要なコマンド
では愛犬をしつけるにあたって、どんなことを覚えさせれば良いのでしょう?
主なしつけのコマンドと目的は、
ハウス : クレートやサークル、ケージに入ること。
マテ : その場で待つこと。危険な場所に行こうとしたときなどの静止に有効
オスワリ : 落ち着いてほしい時に。やや足に負担がかかるので短時間に
フセ : 長時間待たせる時や気持ちを落ち着かせる時に有効
オイデ : 足元まで近づいてくること。危険な場所からの呼び戻しなどに有効
ツイテ : 散歩のときに前や後ろに行かず、飼い主さんの横について歩くこと
モッテコイ : 飼い主さんに支持されたものをくわえて持ってくること
上記すべてをしつけることができたらあなたは立派な飼い主さんです!
チワワなどの小型犬になるとどうしても興奮状態に抗えない子も多いため、
すべてをしつけるのはなかなか難しいかもしれません。
ですが最低でもハウス、マテ、オスワリ、フセの4つは覚えさせたいコマンドです。
時々「犬にしつけをすることは人間に服従させているようで嫌」
と感じる方もいるようですがそれは違います。
しつけは犬と人間をつなぐ会話だと私は考えています。
同じ言語を持たない者同士がつながることができる
それがしつけに使われる「コマンド」であり、
決して人間にとってだけ都合のいい「命令」ではありません。
例えば犬が興奮して道路に飛び出しそうになった時、犬が「マテ」を知っていることで
時には愛犬を危険から守ることにもなるのです。
しつけに使用する「コマンド」は、犬と人間の「会話ツール」なのです。
まとめ
犬のしつけに最適な年齢には特に決まりはありません。
新しいおうちや新しい家族に慣れて信頼関係ができたらしつけを開始しましょう。
うまくいかない時は、コマンドを発する時の声と、
できた時に褒める声・アクションにわかりやすいほどメリハリを付けましょう。
たとえ覚えが悪くても期限はないので、
気長に根気よく、そして優しく向き合いましょう。
最低限教えるべきコマンドはマテ、オスワリ、フセ。
新しく向かい入れた可愛い家族との会話ツールがいっぱい増えるといいですね!