犬の芸”もってこい”をもってこない、離さない時は?上手な教え方

おもちゃを離さない犬

飼い主と犬の信頼関係がものを言う犬の芸(トリック)。

テレビでものすごい芸をやってのけるスーパーワンちゃんを見てると
本当に賢い子なんだろうなーと感心します。

そんな子ならきっと「もってこい」なんて朝飯前なんでしょうが、

これをなかなかクリアできない飼い主さんも多いのでは?

投げたおもちゃを追いかけたまではいいものの、
もってこない子や離さない子、

ヒドイ場合は飼い主さんがテンション高く「モッテコーイッ!」と
勢いよく放り投げたおもちゃをクールに見送るワンちゃんも(笑)

どうしたら「もってこい」ができるようになるのか?

もってこいの上手な教え方をご紹介します。

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犬に”もってこい”と言ってるのにもってこない

犬に「もってこい」と言っているのに持ってこないという場合は、
「何を投げているか?」を考えてみてください。

もってこいに必要なのは犬の「お気に入りのおもちゃ」です。

犬にとってまったく関心のないものやおもちゃを放り投げたって
「放り投げる」行為に反応する犬以外は、
そもそも興味がないんだから追いかける気がありません。

犬にもそれぞれに性格がありますよね。

めざましテレビの「きょうのわんこ」を見ていても、

エサの前に高速回転する犬や、

お散歩のときには必ず細い線の上を歩く犬、

飼い主が返ってくるのを小さなブロックの隙間から顔を出して待つ犬など、

どの犬にも彼らなりの強くて独特なこだわりがあるように感じます。

ボールが大好きな犬もいれば、

ぬいぐるみの中でも「コレ」という一つにしか固執しない犬、

投げるものすべてに反応してくれる犬など様々。

まずはその子が一番気に入っている「おもちゃ」は何か?を知りましょう。

犬がもってこいに従ったものの離さない

犬が「もってこい」に従っておもちゃを持ってきたものの離してくれない場合もあります。

それには実は「もってこい」というコマンドだけでは足りないのが理由。

確かに飼い主さんが放り投げたおもちゃを追いかけていき、
加えて戻ってくる時点で「もってこい」は成立していますよね。

実はもってきたらすかさず覚えさせるコマンドがもう一つあるのです。

それは「ちょうだい」です。

言い方に特に決まりはありません。例えば、

モッテコイ ⇔ チョウダイ、ダセ

テイクイット ⇔ ドロップ、アウト

などがありますが、飼い主さんと犬の間で通じる言葉ならこれ以外でも構いません。

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ただし一つ注意なのは、家族間では統一すること。

お父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんがそれぞれに同じ意味のコマンドを
違う言葉で教えてしまうと混乱して芸ができなくなる可能性があります。

話を戻しますが、

「もってこい」と「ちょうだい」を1セットで
同時に教えることでもってきたのに離さないということはなくなります。

ではその「もってこい」と「ちょうだい」はどうやって教えるのでしょう?

犬ができると飼い主も嬉しい芸”もってこい”と”ちょうだい”の教え方

もってこいをマスターするカギは「おもちゃとの交換」です。

何と交換するのかと言えば、それは犬の大好きなおやつです。

これを使うことでもってきたおもちゃを離さないということもなくなりますよ。

① 引っ張りっこ遊びの途中で「モッテコイ」と言う

まず犬が興味を示すおもちゃを使って引っ張りっこ遊びをします。

しばらくそうして遊んだら「モッテコイ!」と声を掛けます。

② おもちゃとおやつを交換

「モッテコイ!」と言っておもちゃをもってきた後、
犬の鼻先におやつを出し、おもちゃを口から離したら
すかさず「チョウダイ!」と言って褒めておやつを与えます。

これで「モッテコイ」でおもちゃを持ってきて
「チョウダイ」と言われたら「おもちゃを渡す」ということを犬は学習します。

③ ①と②を繰り返す

これを1日3~5回、毎日繰り返すことでもってこいを習得できますが、

おもちゃを投げても犬が気分が乗らない場合は無理に続けず
違う遊びをしたりして気分転換することも大切です。

もし犬がなかなか覚えてくれなくても飼い主さんは決してイライラしたりせずに
優しく根気よくつきあってあげましょうね。

最悪できなくても全く問題のない「芸」であることを忘れずに!

まとめ

犬に「もってこい」を教えているのにもってこない、離さないという時の上手な教え方のご紹介でした。

芸をしている犬を見ると、一緒にいる飼い主さんとの関係がよくわかります。

お互いの信頼関係がガッチリあると、犬はイキイキと楽しそうでとっても充実しています。

そして芸が成功して飼い主さんに褒められている姿は
とっても嬉しそうで、ドヤ顔をしているようにも見えませんか?

あれは人間が勝手にそう解釈しているわけでもなく、
どうやら本当にドヤ顔をしているんだそうですよ(笑)

そんな犬を見るととっても幸せそうで可愛いな~と心から思います。

我が家の愛犬はテレビに出られるほどのスゴイ芸はできませんが、
芸を教える時間は愛犬にとっても「飼い主と遊べる時間♪」ととても楽しそうです。

最終的に芸が身につかなかったとしても、芸を教える過程は
愛犬とのコミュニケーションとして、とても意義があると思えるので、

遊びの一つとして「芸」を取り入れてみてはいかがでしょう^^

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