身内や友達が一戸建てを新築した時には迷わず「新築祝い」と考えるものの、
もしそれがや中古住宅の購入だったら何祝いになるのか考えてしまいますよね。
中古住宅だからお祝いは渡す必要ないのかな?
それとも中古でもやっぱりお祝いは渡すもの?
渡すとしたら、のし書きは「何祝い」にするのでしょう。
それに「新築」じゃないことを考えると、お祝い金はどうすれば・・・。
今回は中古住宅を購入した身内や友達へのお祝いの考え方や、
この場合「何祝い」になるのか、お祝い金の相場についてお話します。
中古住宅購入にお祝いはいる?いらない?
そもそも中古住宅を購入した身内や友達に「お祝い」はいるのでしょうか?
「一戸建てを新築」した時と違い、中古住宅となると「新築」ではないので、
どうしたらよいのか悩みますよね。
ですがたとえ中古と言えど「住宅を購入」したことに変わりはありません。
それはマンションにも言えること。
建物の種類には関係ないので、関係性の深い身内や友達にはお祝いするのが常識です。
では、お祝いをするのはわかったとして、次に気になるのは
「お祝いするのはいいけど、ご祝儀袋やのし紙には何て書くの?」
ということですよね。
中古住宅購入のお祝いってのし紙には何て書く?
新しく家を建てた場合には「新築祝い」となりますが、
既にある中古住宅を購入した際のお祝いののし紙には何て書くものなのでしょう。
一般的には
引っ越すんだから「引越御祝」でいいのでは?
という意見も多いのですが、それだとなんだか
「新築でない家に引っ越すんだからから」と聞こえて失礼な気がしませんか?
だからといって間違っても「新築御祝」と書くのはダメですよ!
なのでここは、
「転居御祝」か「新居御祝」または無難に「御祝」としましょう。
これはご祝儀袋も同じですよ。
中古住宅購入のお祝いの金額は新築祝いと同じ?
では次にお祝いの金額について。
一戸建てを新築するよりもリーズナブルな価格で購入したであろう中古住宅ですから、
「お祝いの金額って少なくするものなのかな?」
なんて考えてしまう人もいるのですが、
先ほどもお話しましたが、これは「新居を購入したことへのお祝い」なので、
新築かどうかということは問題ではありません。
なのでたとえ一戸建てを新築しようが、新築マンションを購入しようが、
中古住宅や中古マンションを購入しようがお祝いの金額は同じです。
ちなみに一般的な住居購入に関する金額の相場は、
身内や親戚の場合は 1万円~3万円
友人や知人の場合は 5,000円~1万円程度
と言われています。
身内や親戚には物よりも現金をお祝いとして渡すことが多いですが、
友人や知人の場合には、現金で渡す以外に相当の品物を贈る場合もありますよね。
住宅購入の際のタブーとして、贈り物には避けるべき品物があります。それは、
- コンロ・ホットプレート
- ライターやたばこ、葉巻
- 赤いもの
- 赤い花
- 刃物
- インテリア
です。
コンロやホットプレート、それに
ライターやたばこ、葉巻など「火」に関連するもの、
赤いもの、赤い花なども「火」を連想させるため✕、
そして刃物はそもそも「贈り物」として適さないこと、
インテリアは好みに合わない場合や大きいものは場所を選ぶため、
ということで、これらのものは選ばないようにするのが得策です。
ですがもし贈る相手に何がいいか聞いて、
上記にあるものを希望した場合は例外的に贈り物とするのはアリです。
まとめ
中古住宅購入でも新築同様お祝いするもの。
のし紙やご祝儀袋には「転居御祝」か「新居御祝」または「御祝」とする。
金額の相場は新築と同様、身内や親戚の場合は1万円~3万円、友人や知人の場合は5,000円~1万円。
お祝いを贈ると相手はお返ししなければならないと考える方がほとんどですが、
基本的に新築祝いや新居祝いは一生に一度しかないものとの考えから
火事見舞いと同じでお返しは必要ないもの、というのが本来の風習です。
引っ越しには何かとお金もかかることですからくれぐれも
「お返しは結構です。」と伝えてあげましょうね。