寒い冬が続くと春の訪れが待ち遠しくを感じますが、
花粉症の人にとっては憂鬱に感じることもありますよね。
止まらないくしゃみやとめどなく出続ける涙や鼻水・・・。
鼻のかみ過ぎによるヒリヒリや目のかゆみもどうにかしたい!
今では花粉症対策として早めに病院へ行き
薬を処方してもらうという方法がありますが、
できれば薬を使わずに症状を改善したいものです。
そんな中、ヨーグルトは花粉症の症状に効果があると
聞いたことがある方は多いかと思いますが、
嘘か真かイマイチ疑っている人も多いのでは?
そこで今回は、花粉症にヨーグルトが効果的と言われる理由と
中でも一番効果があると言われるカスピ海ヨーグルトについて、
そして花粉症対策に最も効果が表れるヨーグルトの摂取方法についてお話します。
花粉症にはヨーグルトが効果的と言われる理由
花粉症で主に症状が出る部位は目、鼻、口といった「顔」ですよね。
なのでどうしても花粉症対策を考えると
・メガネをかける
・マスクをする
・花粉が付きにくい素材の服を着る
というように、体の中への花粉の侵入を防ぐことばかりに気を取られがち。
ですがそれでは根本的な解決にはなりません。
そこで体の中から花粉症対策をしようと調べてみると
ヨーグルトが花粉症にいいということが数年前から言われています。
ではなぜ花粉症にはヨーグルトが効果的と言われているのでしょう?
その一番の理由は、
腸内環境を改善する
というところにあります。
免疫細胞の約70%以上は小腸に集中しているため、
腸内環境を整えると免疫力が上がると言われています。
そのため腸内環境を整え免疫力が上がると結果として、
花粉症の症状が和らぐことに繋がるんですね。
ですが一口にヨーグルトと言ってもたくさんの種類がありますよね。
ビヒダス、ブルガリア、R1、小岩井、プロバイオティクス・・・
名前を挙げだすとキリがない程どんどん出てくるのですが、
果たしてどれが一番効果を得られるのでしょう?
花粉症に効くヨーグルトの一番は”カスピ海”
たくさんの種類がある中で、最も花粉症に効果があると言われているのが
カスピ海ヨーグルトです。
腸内環境を整えるには1日5000億~1兆個の乳酸菌の摂取が必要です。
ですが実際にはヨーグルトを食べるだけでは摂取量をクリアすることはできません。
その理由は乳酸菌は体の中を通る過程で徐々に弱るため、
全ての乳酸菌が生きたまま腸に到達できないから。
ですが普通のヨーグルトに比べると、
カスピ海ヨーグルトは腸まで届く乳酸菌の量が多いのです。
なぜかというと、カスピ海ヨーグルトの特徴であるあの「ネバネバ」は
カスピ海ヨーグルトに含まれる「クレモリス菌」によるものなのですが、
あのネバネバこそが便秘解消に大変効果があるのです。
あの粘りはEPS(exopolysaccharide:エクソポリサッカライドの略)という
乳酸菌をはじめとする微生物が菌体外に産生する多糖体に属します。
多糖体は、
・血栓などの血液の汚れを掃除する
・血管拡張物質のNO(一酸化窒素)を作り血管を広げる
・免疫機能を整える
という特徴がある上に、食物繊維と同じ働きを持っています。
あの「ネバネバ」にはこんなにスゴイ効果があるんですよー。
普通のヨーグルトよりカスピ海ヨーグルトのほうが効果的であることがわかりますよね。
花粉症対策に最も効果のあるヨーグルトの摂取方法
花粉症対策に効果が期待できそうなカスピ海ヨーグルトですが、
食べるタイミングを考えることでその効果をより上げることができます。
最も効果を得るためにはいつ食べるのがよいのでしょう?
答えは「食後」です。
食前は胃酸の力が一番強い状態にあるため食前にヨーグルトを食べると
乳酸菌が胃酸によって弱り、生きたまま腸まで届きにくくなってしまうのです。
それに対して食後は他の食べ物の消化により胃酸の力が弱まった状態。
つまり乳酸菌が胃酸に溶かされにくくなるため、
ヨーグルトは食後に食べることをおすすめします。
ちなみに腸内環境を整えるために必要な摂取量は1日200~300gといわれています。
乳酸菌は一度に大量に摂取しても蓄積することはできませんから、
毎日食べる習慣をつけるようにすることが大切です。
理想の食べ方としては毎食後100gずつ。
会社勤めでお昼は摂るのが難しいというのであれば
朝150g、夜150gでもいいのです。
とにかく毎日食べることが大事!
そうすることで常に腸に乳酸菌が届くようになるので腸内環境が整いやすくなります。
ヨーグルトは体質に合うor合わないがある
ヨーグルトに含まれる乳酸菌にはたくさんの種類があり、
人により合う・合わないがあります。
これを知るためには同じヨーグルトを1~2週間食べてみて
便秘が解消されるか様子を見てみましょう。
もし何も効果を感じなかったとすればそのヨーグルトは体に合わないということです。
また、効果があったとしても同じヨーグルトをずっと食べ続けることで
体が乳酸菌に慣れてしまい効果が薄くなることもあるそうです。
その場合には1か月おきにヨーグルトを変えるなど工夫してみましょう。
ちなみに加糖ヨーグルトはカロリーが高くなってしまうので、
腸内環境や便秘が解消したとしても体重が増えてしまう可能性があります。
花粉症が改善されても太るのはイヤ・・・ですよね^^;
なのでヨーグルトを選ぶ時には必ず「無糖タイプ」のものにしましょう。
「甘みがないのは苦手」という方はオリゴ糖を選んでください。
オリゴ糖は善玉菌を活性化させる効果があるので、無糖でも平気という方にとっても
「無糖のカスピ海ヨーグルト+オリゴ糖」が最強な食べ方です。
その他の食べ方としては、
オリゴ糖が含まれているリンゴやハチミツを混ぜて食べるというのもいいですよ。
まとめ
花粉症にヨーグルトが効果的と言われるのは、
免疫細胞が集中している腸の環境を整える作用があるから。
中でも一番のおすすめはカスピ海ヨーグルト。
花粉症対策のためにカスピ海ヨーグルトを最も効果的に摂取するなら
毎食後食べるようにする。
おすすめの食べ方は無糖タイプのヨーグルト+オリゴ糖。
カスピ海ヨーグルトはサラダのドレッシングとしても使える便利なヨーグルトです。
美味しくできる体質改善対策ですのでぜひ取り入れてみてくださいね。