医師が実践するインフルエンザ予防対策 マスク使用はおすすめ対策か?

医師のインフルエンザ対策法

真冬に雨が降らない日が続くと、乾燥に加えて
インフルエンザの猛威が本格化してくるのが気になりますよね。

流行が本格化すると全国的に警報や注意報が増えていきます。

11月より12月、12月より1月と、患者数は増えていくものの、
毎日患者さんを診察しているお医者さんはなぜインフルエンザにかからないのか
不思議に思ったことはありませんか?

そこで、実際に医師が実践している
インフルエンザ予防、対処法についてまとめてみました。

簡単に取り入れられるものばかりなのでぜひ参考にしてみてください。

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2019年のインフルエンザ注意報や警報、流行の型は?

2019年1月現在、インフルエンザ警報が10道府県、
インフルエンザ注意報が28都府県に出ています。

インフルエンザ警報とは

インフルエンザの大きな流行の発生・継続が疑われる場合

インフルエンザ注意報とは

【流行前】
今後4週間以内にインフルエンザの大きな流行が発生する可能性

【流行語】
インフルエンザの流行がまだ終わっていない可能性

今シーズンのインフルエンザはA型が圧倒的に猛威を振るっています。

インフルエンザ流行の原因は乾燥?

従来は湿度が低い方がインフルエンザにかかりやすいと言われていましたよね。

ですが、ここ数年夏にもインフルエンザによる学級閉鎖がありました。

昨年7月に「インフルエンザウィルスは湿度が高くても活性は維持する」というような
新しい医学論文が米国から発表されたことから、

インフルエンザの流行の問題は乾燥だけではないことがわかります。

ですが、空気が乾燥すると私たちの喉の免疫が下がってしまうことから、
乾燥が進む季節にもインフルエンザが流行するんですね。

インフルエンザの症状は人それぞれ

インフルエンザの症状のイメージの一つに「高熱が出る」というのがありますが、
必ずしもそうとは限らないようです。

年末にインフルエンザにかかったとある3人の症状を見比べてみました。

★27歳男性の場合

1日目:朝、のどの痛みを発症 夜、37.3℃の発熱
2日目:朝、喉の痛みのみ、午後病院で「A型」と診断 帰宅後39.8℃の発熱
3日目:朝、強烈な頭痛 夕方37.1℃
4日目:朝、36.6℃ 鼻水と咳

処方された薬:タミフル

★34歳男性の場合

1日目:下痢 発熱なし
2日目:38.7℃の発熱 めまい 肩と背中のだるさ 咳
3日目:37.6℃の発熱 病院で「A型」と診断
4日目:37.2℃

処方された薬:イナビル(吸入)

★22歳男性の場合

1日目:前日より若干ののどの痛み 40℃の発熱 病院で「A型」と診断
2日目:38℃の発熱 頭痛 下痢
3日目:37.2℃の発熱
4日目:36.5℃

処方された薬:ゾフルーザ

2019年1月11日「とくダネ!」より

同じインフルエンザなのに処方される薬が違うのはなぜ?

上記3人はみんな同じ「インフルエンザA型」と診断されているのに、
処方された薬が違うのはなぜでしょう?

それはお医者さんの考え方の違いがあるようです。

まずは薬の違いについてご紹介します。

薬の種類タミフルイナビルゾフルーザ
使用方法1日2回×5日間1回吸入1回服用
ウィルスへの働き方細胞から外に出ることを阻む細胞から外に出ることを阻む細胞内での増殖を抑える
ウィルス排出の時間72時間24時間

患者さんの症状などにより薬の使用期間の違いや、
吸入か飲み薬かを決めることになります。

ゾフルーザは新しく開発された新薬ですが、
タミフルやイナビルと比較しても副作用の発現率は同程度と言われています。

解熱までにかかる期間はどの薬もさほど違いはありませんが、
ウィルスを体外へ排出する時間、つまり人に感染させてしまう可能性がある期間は
72時間かかるタミフルに比べてゾフルーザのほうが24時間と短いです。

ウィルスを排出する時間が短くなるという事は、
お家の中で家族内感染するリスクを減らせるというメリットになります。

ではタミフルやイナビルはもう必要ないのでは?と思いますよね。

ですがタミフルは2000年代に開発され、そこからずっと使われていることから、
ある意味安全性は確立されています。

だからインフルエンザにはタミフルを処方するという医師もいれば、

ゾフルーザが妊婦さんにどのような影響があるかというのは
まだしっかりとしたデータが取れていないことから
妊婦さんにはゾフルーザを処方しないという医師もいます。

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そして、ゾフルーザの場合服用は1回となるので、
薬を飲んだ後に嘔吐してしまうと効果が得られないというリスクがあるため、
嘔吐症状がある方には吸引タイプのイナビルが効果的ということになります。

どの薬にもそれぞれに役割があるんですね。

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医師が実践するインフルエンザ対策法~マスク編

インフルエンザの予防法として「マスクの着用」は有名ですが、
中にはマスクをしても意味がないという意見もありますよね。

実はマスク着用時の扱いを間違えていると効果が半減するんだとか。

では現場で活躍する医師はマスクについてどのように考え、
そしてどのように扱っているのでしょう。

医療現場で働くお医者さんでも外出時には必ずマスクを着用しています。

その理由は「インフルエンザウィルスを吸い込まないため」というより、
自分の手からの感染を予防するため」なんだとか。

なぜかというと、大概の人は無意識ながらも頻繁に顔を触っているそうです。

そして手はドアノブやエレベーターのボタン、お金など
不特定多数の人が触ったものに触れることが多いですよね。

その手で鼻や口に触れてしまうと感染率がグッと高くなってしまう。

それを防ぐためにマスクを着用するというのがマスク使用をおすすめする理由です。

それからマスクの表面には呼吸によりウィルスが付きやすいので、
マスクを外す時にはひもの部分から外すようにして
マスクの表面はなるべく触らないように心がけているそうです。

そして一度外したマスクは捨ててしまうのだとか。

中にはもったいないという思いからついつい一枚のマスクで
1日を過ごす人も多いと思いますが、
マスクは「使い捨て」と認識しましょう。

医師が実践するインフルエンザ対策法~うがい編

医師が実践しているうがいのやり方として、
起床時、昼食の前と後、夕食前、寝る前の計5回するそうです。

うがいのやり方のポイントは、
ガラガラうがいをする前に「口を3回すすぐ」。

その理由としては、いきなりガラガラうがいをしてしまうと
口の中にいたウィルスを喉の奥に入ってしまうんだとか。

それを予防するため、うがいの前には口をすすぐといいそうです。

ちなみにうがいに使用するのは水よりも緑茶はさらに効果があります。

普段から緑茶を飲む習慣をつけると
カテキンの抗ウィルス作用も期待できますよ。

それから「口腔ケアで発症が10分の1になった」という報告例もあることから
歯磨きとフロスケアを1日に4~5回するのもインフルエンザ予防に効果があるそうです。

医師が実践するインフルエンザ対策法~食べ物飲み物編

食べ物は発汗作用のある辛いものを食べて代謝を上げることを心がけ、

飲み物は水分を1日に2リットル取るよう意識し、そのうちの500ml以上を
オレンジジュースにし、ビタミンを摂ることを心がけているそうです。

その他に医師がおすすめするインフルエンザ対策法

「手だけ日光浴をする」

ビタミンDはインフルエンザを予防するというデータがあることから
日光浴をすることで体内でビタミンDが生成されるため、
手のひらを15~20分日光浴することをおすすめします、とのこと。

それからドアノブや電気のスイッチなどに触る時には
なるべく人が触れない部分に触れるようにしたり、
指先でなく、第二関節で触れるようにするのもいいそうですよ。

まとめ

2019年に猛威を振るっているのはインフルエンザA型。

インフルエンザウィルスは湿度の高さに関係なく活性する。

乾燥する時期にインフルエンザの患者数が増えるのは、
人の喉が乾燥により免疫力が低下してしまうから。

インフルエンザ症状は人によって出方が違う。

薬の種類は3種類あり、医師の考えや患者の希望により処方される。

医師が実践するインフルエンザ予防対策は、
手で顔を触らないようにするためのマスク着用、
うがいの前の口すすぎ、ビタミン摂取、手のひら日光浴など。

医師の実践するインフルエンザ予防対策法を聞くと、
空気感染よりも自分の手からの接触感染にかなり気を使っていることがわかりました。

これで毎日インフルエンザの患者さんを相手にしているお医者さんが
感染していないのですし、どれも生活に取り入れられるものばかりですから、
ぜひ参考にしてみてくださいね。

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