先日、我が家のフローリングにポツポツと不思議な赤い点を発見しました。
不思議に思い触ってみても手につかない・・・。
原因は何かと探っていくと、なんと愛犬の肉球から出血!
何が理由で怪我をしたのかはわかりませんが、
皮膚がめくれ上がり、痛そうに見えるので応急処置をしてあげたいけど何をしたらいいの?
私たち家族が使っている人間用の塗り薬を使ってもいいのかな?
こんなときの自宅での治療法や皮膚が薄くなった肉球をケアするおすすめの方法についてお話します。
犬が肉球を怪我したとき人間の薬を使ってもいい?
普段あまり愛犬が怪我をした時のことを想定していないと、
動物用の薬なんて常備していない方がほとんどではないでしょうか。
なので私のように、愛犬が出血していることに気づいたとき
人間の薬を使ってもいいのかな?
と頭に思い浮かぶ方も多いのでは?
そこで一度念のためかかりつけの獣医さんに確認したところ、
やはり人間の薬は「人間用」であり「動物用」ではないため
使用しないほうがいいとのことでした。
愛犬の肉球からの出血に気づいたものの犬はさして痛そうでもないため
自宅で様子を見ることにしたとき、
どのように応急処置をすればよいのでしょう?
犬が怪我をしたときに消毒用イソジンがいいって言うけどほんと?
愛犬の肉球からの出血に気づき、応急手当てをしたいと思ったものの、
どうすればよいのか全く思いつかなかったので、
皆様のお知恵を借りようとネットで色々検索をしてみました。
するとどうやら犬が怪我をしたときには「イソジン きず薬」がいいとの情報が複数出てきました。
ですが、これには少し疑問を抱いてしまいまして・・・。
というのは、「野生動物」で考えるとわかりやすいと思うのですが、
野生動物って怪我をしても消毒しませんよね?(もちろん誰かに応急処理してもらうこともありませんが^^;)
その場合、結果自然治癒力で治していることになりますよね。
応急処置をすることでその自然治癒にかかる時間を短縮できるとは思いますが、
よほどの致命傷や、傷口から入った雑菌を免疫力で殺せなかった場合には
それが理由で命を落とすこともあるでしょうが、
それ以外では治療しなくても大抵の怪我は治っていきますよね。
それに最近では人間に対する怪我の治療も昔とは変わり、
消毒はしないというのが広まりつつあるのをご存知ですか?
昔は怪我をして病院に行くと、お医者さんに消毒をされて、
傷口が大きい場合は何針か塗ってもらったのですが、
今は病院に行っても消毒もしなければ縫うこともせず、
かわりに傷口が開かないように粘着力強めの絆創膏を貼られます(よほど深い傷の場合は別です)
決してそのお医者さんが治療を怠けているわけではありませんよ。
なぜそのような治療法に変わったかというと、近年医療の常識が変わったからなんです。
傷口から悪い菌が入ることを防ぐというのは昔から変わらないものの、
消毒をすることで傷口付近にいる「悪い菌」だけでなく「良い菌」まで殺してしまうことにより、
結果、治りが遅くなることが分かったからです。
今の医療の常識では、
怪我とした場合は傷口を流水でしっかり洗い流した後、
傷口が渇かないような湿潤タイプの絆創膏を貼っておく
というようになっています。
それを考えると犬を今も消毒し続けるのはいかがなものか?と思えるのです。
なので私の場合は愛犬の肉球を流水でしっかり洗い流し、
包帯を巻き、靴下をはかせて様子を見ることにしました。
犬が怪我を気にして傷口を舐めると治りが遅くなるので注意しましょう。
うちの犬は特に靴下を嫌がることがないので大丈夫でしたが、
もし靴下を嫌がる、傷口を舐めたがるワンちゃんの場合には
エリザベスカラーを着けて傷口を舐めることから防ぎましょう。
犬の肉球ケアのおすすめは?
肉球は犬の体の他の皮膚に比べると分厚く丈夫にできています。
この特性により犬は裸足で外を歩いても寒さ弱さが体に伝わりにくいので、
暑い夏のアスファルトや真冬の雪道でも平気で走り回ることができるのです。
ですが、肉球は普段丈夫であるがゆえに怪我をしてしまうととても治りにくい特徴も。
その理由は、肉球は神経や血管が非常に少ないということにあります。
つまり、
神経が少ないということは、怪我が治っていないのに犬は歩き回ります。
血管が少ないということは、怪我の修復に時間がかかります。
なので普段から「怪我をする前のケア」が必要になるのです。
というわけで、おすすめの肉球ケアをご紹介します。
肉球クリームでしっかり保湿
ケアを怠って肉球がガサガサになると、
フローリングでの摩擦が原因で肉球の皮膚が薄くなり破れてしまいます(うちの子がコレ)
なので肉球は普段からしっかり保湿してあげることが怪我防止の第一歩です。
やっぱり肉球ケアといえばクリームタイプが多いのですが、
中にはリップスティックタイプで使いやすそうなものも出ています。
天然成分配合のものであれば安心して使用できるし、
香りがいいものを選べば飼い主さんも肉球ケアが楽しくなりますよ。
まとめ
犬の怪我に人間の薬は使わないようにする
消毒にはイソジンは使えるものの、人間界の医療の常識の変化を考えると
犬の怪我にも消毒は必要ないかもしれない
怪我の予防に普段から肉球ケアを
おすすめは天然成分で香りがいいもの
肉球にクリームを塗ってあげる時間は
愛犬とのいいコミュニケーションタイムにもなりますので、
ぜひ天然成分でできた香りのいい肉球クリームを見つけて
愛犬とのリラックスタイムを過ごしてくださいね。