メンチカツの名前由来 ミンチカツとの違いは?ひき肉の種類は決まってる?

メンチカツとミンチカツの違い

洋食屋さんのメニューの定番であるメンチカツ。

中からじゅわ~っと出てくる肉汁とソースが相まってとっても美味しいですよね。

そんな美味しいメンチカツの名前について疑問に思ったことはありませんか?

メンチカツの「メンチ」ってひき肉のことだと思うのですが・・・

でもひき肉のことはメンチではなく「ミンチ」って言いますよねぇ。

はて?メンチとは一体??

そこで今回はメンチカツの名前の由来と
メンチカツとミンチカツの違いについて

そしてメンチカツに使うひき肉の種類について調べてみました。

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メンチカツの名前由来 メンチの意味とは?

メンチカツの名前由来はメンチカツが誕生した時にさかのぼります。

「メンチカツ」という料理は、現在も東京の銀座にある創業明治28年の
100年以上続いている洋食レストランの「煉瓦亭(れんがてい)」さんが
日本で最初に作ったと言われています。

そんな煉瓦亭の現在の店主の話によると、

メンチカツはオープンから約4年後に
初代店主が日本で最初に作られたそうなのですが、当時は明治時代の中期。

日本には多くの外国人が来るようになっていました。

そんな中、初代店主は当時としては珍しい西洋料理を提供するお店として
今もある「煉瓦亭」をオープンしました。

初代店主は豚肉を油で揚げた「ポークカツレツ」をヒントに、
ポークカツレツの「ひき肉バージョン」として
現在「メンチカツ」と呼ばれている新たな料理を生み出しました。

その新たな料理の名前を決める時に初代店主は、
「外国人にもわかりやすいように英語の料理名を付けたい」と考えるも、
「ひき肉」を英語で何というのかわからずにいました。

そこで、お店に来ていた外国人のお客さんに直接聞いてみることに。

すると「Mince meat(ミンスミート)」と教えてくれたのですが、
なんと初代店主はこれを「メンチミート」と聞き間違えてしまったんだとか!

ひき肉を使って作ったカツレツは、

ミンス ミート カツレツ(Mince meat cutlet)

となるところを、聞き間違いにより

メンチ ミート カツレツ

となり、

そして日本人にも呼びやすいように「メンチカツ」と名付けたことが名前の由来です。

つまりメンチカツとは聞き間違いにより生まれた完全な「日本名」なんですね。

なので語源は英語ですが、メンチカツは和製英語ではなく完全な日本語です(笑)

ところで「メンチ」の由来はわかったとして、
現在ではひき肉のことを「ミンチ」って言いますよね?

この「ミンチ」って一体どこから来たのか知っていますか?

英語ではひき肉のことを「Mince meat(ミンスミート)」というのになぜ(?_?)

メンチカツとミンチカツの違い

明治時代に関東で人気となったメンチカツが全国に広まっていったことで
次第にひき肉のことを全国的に「メンチ」と呼ぶようになっていきました。

なのになぜ今は「ミンチ」と呼ばれているのでしょう?

その理由は昭和5年に、その当時流行していた言葉や外来語などをまとめた

「モダン辞典」

というものが発行されたのですが、
この辞典にひき肉を意味する言葉として「ミンチ」が採用されたからなのです。

このモダン辞典は、当時新聞用語や専門用語の解説の参考にも使われるほど
大きな影響力を持っていたことから、

ひき肉 = ミンチ

という認識が一気に広がっていったんだとか。

でもなぜこのモダン辞典では、ひき肉を意味する言葉として
「メンチ」ではなく「ミンチ」を採用したのでしょう?

実は煉瓦亭で生まれたメンチカツが関西に伝わった時に、
関西では「メンチカツ」とは呼ばず、「ミンチカツ」と呼ぶようになったことから、

ひき肉のことを「ミンチ」と呼ぶようになったそうなのですが、
なぜわざわざ「メンチカツ」ではなく「ミンチカツ」と呼ぶようになったのでしょうか?

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メンチカツとミンチカツではひき肉の種類が違う

なぜ関西では「ミンチカツ」と呼ぶようになったのかというと、
当時煉瓦亭で作られていたメンチカツは材料に豚と牛の合いびき肉が使われていたのですが、

関西で「お肉」と言えば主に「牛肉」が食べられていたため、
牛100%のひき肉のものが作られるようになりました。

関西の料理人たちは、関東のメンチカツとは違う材料を使っていることから
「これは別の料理」と区別するために料理名を変えようと考えました。

そこで、「Mince meat(ミンスミート)」を聞き間違えて作られた
「メンチ」という言葉ではなく、元々の「ミンス」に近い
「ミンチ」という言葉に変えて「ミンチカツ」という料理名が誕生したのです。

つまり、

メンチカツ = 合いびき肉で作られたカツ

ミンチカツ = 牛ひき肉で作られたカツ

なんですね。

そのようなことからモダン辞典を作る際、

聞き間違いから生まれた「メンチ」という言葉ではなく、
英語の「ミンスミート」に近い発音である「ミンチ」という言葉が採用され、
全国的にひき肉のことをミンチと呼ぶようになっていきました。

ですが関東を中心に「メンチカツ」という料理名は既に定着していたことから
現在でも「メンチカツ」という料理名が残っているというわけです。

まとめ

メンチカツの名前の由来は東京銀座に今もある老舗洋食レストラン
「煉瓦亭」初代店主の聞き間違いが発端。

メンチカツが関西に広がった際、使用したひき肉の種類が違う事から
合いびき肉で作られたメンチカツに対して、
牛肉で作られたものはミンチカツと別の名前を付けた。

ひき肉は英語で「ミンスミート」という事から
よりそれに近い「ミンチ」とひき肉として辞書が採用したことから、
全国的にひき肉のことを「ミンチ」と呼ぶようになった。

「ミンチ」という言葉が最初にあって、
あとから変化して「メンチカツ」という名前が生まれたのだと思いがちですが、
実はまったくの逆なんですね。

ちなみに余談ですが「ひき肉」のことを他の国では

ペルシャ語・・・グーシュテ チャルフキャルデ
スウェーデン語・・・ジェット ファッシュ
ラトビア語・・・ファッシュ
フィリピン語・・・ギニリン
ポルトガル語・・・カルネ モイダ

と言うそうですよ。

ペルシャ語のひき肉も聞き間違いが起きそうな名前ですよね^^

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